100歳まで長生きしても下記のような肉体の老化による影響は避けられない。杖をついて自分の足で歩き回れる状態であれば、まだ幸せである。車椅子になったら、棺桶に向かって坂道を下り始める。老人ホームに入居しても同様である。米国の大学に留学していた頃、知人の女性の実家でハロイーンを楽しんだ後に彼女の親戚が入居する老人ホームを訪問した。その時、聞いた言葉を覚えている。老人ホームは Death House であると。

老人ホームでの生活は延命治療と同じである。若さを取り戻すための場ではない。死ぬまでの過程をできるだけ穏やかに過ごせるための環境である。最終的に「死を迎える場所」になる。自宅で死を迎えられるような健康状態ならば、それは素晴らしいことである。多くの老人は病院で死ぬか、自宅で突然死するか、老人ホームで他界するかである。

becoming old 

70歳代、80歳代、90歳代、100歳代のシニアの印象はこんな感じである。独断と偏見でコメントする。 

  • 70歳代は75歳まで肉体的に普通の生活を送れる体力を十分持っている感じがする。75歳を過ぎると筋肉量の減少が足に来る。自分の足で活発に動け回れないシニアが出てくる。
  • 80歳代は体が枯れてきて、足がふらつき始める。外出できるシニアと出来ないシニアが生まれる。自宅周辺での生活が中心になる。
  • 90歳代は老人ホームでの生活になるか、自宅で介護のお世話になる年代である。私の義父義母は90歳過ぎには老人ホームに入居して生活を送っていた。
  • 100歳代はわからない。まだ、100歳以上の人に会って話をしたことがない。

私の経験では最高年齢96歳の義父である。老人ホームに入居した当時は杖でなんとか歩けた。それが次第に杖から歩行車に移り、最終的に車椅子である。老人ホームでは体を自発的に動かすという意思がないとどんどん体力が落ちていく。 

最近のニュースに100歳以上の人数が10万人を超えたということである。その数の中にどれだけ自活した生活が出来ている老人がいるかである。

誰もが本当に知りたい数字は自活できて普通の生活を維持できている老人の数

介護の心配や悲観的なニュースが多い中で「実際に自分の力で自立し、普段通りの暮らしを保てている人がどれくらいいるのか」という実態こそ、最も知りたい数字。

AIに頼んで政府の各種公的統計から、その「自活できて普通に暮らしている高齢者」の割合を整理させました。

自立して生活できている高齢者の割合

  • 日常生活に制限がなく自立している人(要介護認定なし):約81% 65歳以上の全人口のうち、要支援・要介護の認定を受けずに自立した生活を送っている人は約8割に上ります。80歳以上になっても、およそ6割から7割の人が要介護認定を受けずに自立しています。
  • 家計面で「大変」と感じていない人(ゆとり・普通):約42% 厚生労働省の調査によると、高齢者世帯のうち生活について「普通」あるいは「ゆとりがある」と回答している世帯は4割を超えます
  • 暮らしの継続を望み、現状に満足している人:約76% 一人暮らしの高齢者を対象にした調査では、「現在のまま一人暮らしを続けたい」と回答した人が約76%に達しており、自分のペースで生活を維持できている人が大半を占めます。

実態をまとめた全体像

指標該当する割合意味すること
身体的・認知的な自立 約81% 介護の手を借りず、身の回りのことを自分で行える
経済的な安定感 約42% 特別な困窮を感じず、普段通りの生活費を賄えている
就労による自活 約25% 65歳以降も働き、収入を得て自立を補強している

世間では介護難民や老後資金の不足といった不安が強調されがちですが、統計の実態としては「8割以上の人が自立して暮らし、半数近くが経済的にも大きな破綻なく普通の日常を維持している」というのが現実の姿です。

上記の統計は65歳以上の人が対象になっている。 

私が想像していた以上に多くの老人が自立した生活を送っている。

70歳代、私の世代は長生きが出来るかどうかの境目世代

70歳を過ぎると体に老化現象が顕著に出てくる。姿勢と歩き方を見れば、それが分かる。75歳は80歳以上まで生きられるかどうかの境目ではないか。75歳から80歳までの間に他界するシニアが増える。さらに、歩行面で問題を抱え始める。 

70歳代に体のメンテナンスをしっかりやらないと体力の低下と大病になりやすくなる。肥満の体は健康面で問題を抱える。体重を落としながら筋肉量を増やす筋トレやダイエットをやらないと80歳以上生きられなくなる。 

筋トレを週2回やっている71歳の私でも体力と持久力の衰えを感じている。何も体のメンテナンスをしていないシニアならば、私以上に体の衰えを感じているはずである。80歳以上生きたければ、血圧、血糖値、脚力に注意を払う必要がある。 

健康診断や人間ドックで悪い点を取った項目を改善する行動を起こして体のメンテナンスをする年齢が70歳代である。

80歳代、健康を維持できるかどうかの世代

70歳代と80歳代の違いは顔と体を見ればすぐに分かる。活動的に生活をしている人ならば、それが顔や体に出てくる。それが健康という面で顕著になる。 

意識して健康を維持する生活習慣や食生活をしているかどうか。食欲があり、体を活発に動かす習慣を身につけていれば、80歳の体は90歳まで生きられる体力を維持できる。普通の生活が自分で出来る体であれば、快適な老後を過ごせる。 

自活の生活をする80歳代と介護生活を送る80歳代の層に分かれてしまう。私が利用しているスポーツセンターに80歳代のシニアが3名ほどいる。筋トレの習慣が身についているのでいつも顔を合わす。80歳代で筋トレができる体は健康であることを示す。

まだ、90歳代で筋トレをやっているシニアにはお目にかかっていない。それができるならば、体のメンテナンスをうまくやってきているシニアになる。筋トレの良さは食欲を増し、筋肉を増やし、血流を良くする。同時に免疫力を高めるので病気に抵抗できるパワーを貰える。 

90歳代と100歳代、いつでも老衰で死ねる世代

90歳まで生き残れば、いつ他界しても良い状態になる。知人、友人、親戚の家族は数少なくなっているはず。自活ができる体であれば、他のシニアが楽しめない外の世界を思う存分楽しめる。一人で外出して、美味しい食事をする。カフェに立ち寄って可愛い店員を見ながらコーヒーを味わえる。 

90歳まで生きられる体力と脚力、そして、食欲があればお金を気にしないで豪華な食事ができる。貯めたお金を使い切る時間がないので金額を気にしないで使える。

体はちょっとづつ老衰に向かって苦痛なく衰えて行く。90歳代になっても楽しめる趣味を持つことである。もし、私が90歳以上まで生きられるならば、死がいつやってきても構わない心構えを持ちたい。ただ一つ残念なことは緑内障で失明している可能性が高いことである。

今は10年先の80歳に向けて肉体改造を筋トレで行い、80歳に見えない体格を作り上げ、維持していくことである。若さはそこからやってくると私は思っている。

 

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結論:

100歳以上の高齢者が10万人以上いる日本。ちょっと考えられない。こんなに長寿国になったのか。平均寿命が男性で82歳。女性で87歳という。ただ、90歳以下で普通の生活が出来ているシニアはどれだけいるだろうか。健康寿命は72歳ぐらいである。現実は不自由な生活を送っている老人が多いのではないか。

誰もが本当に知りたい数字は自活できて普通の生活を維持できている老人の数である。