女性は男性よりも長生きをする。同じ80歳でも女性のほうが、なぜか、元気に見える。男性は、あまりしゃべらない。女性は、元気よくしゃべる。これだけを見ても、女性は生き生きしているように感じる。

老夫婦で歩く姿を見ても妻のほうが元気よく歩いている。旦那のほうは、体がやせ細り弱弱しい。当然、個人差はある。旦那が元気で妻が弱弱しい場合もある。

私が横浜駅界隈で見かける老夫婦たちは、皆、妻のほうが旦那をかばいながら歩いている。

女性はお喋りする相手を探し、仲間を作る

64歳の私と60歳の妻では、体力的に比較が出来ない。私は筋トレをしており、妻もピラティスをしている。夫婦共に運動を習慣化している。年齢も初老の段階であるので老化現象はそれほど顕著ではない。

ただ、

妻は私よりも忙しくしている。大規模集合住宅の隣人たちとの交流ネットワークが出来上がっているからだ。皆、子供が巣立ちして自分の時間を自由に使える年代だ。夫たちは、あと数年で定年退職を迎える。退職金や相続を受けて経済的には少しゆとりがある。

旦那衆よりも横の繋がりが密であるため、色々なグループに属しながら食事会や日帰り旅行を楽しんでいる。旦那衆は、いつも、置いてきぼり。地域に根が生えていないため、一緒に遊ぶ事も出来ない。孤独である。

一緒に遊ぶ仲間がいる女性たちは、毎日が楽しいようだ。それは当然だろう。旦那衆も毎日遊びたいが、遊ぶ仲間がいない。この違いが老後の生活に響くに違いない。

女性はお喋りする相手を探し、仲間を作る。おしゃべりが命だ。男性は、お喋りをするための相手を探さないし、求めない。おしゃべりが命ではない。居酒屋で馬鹿話をするぐらいだ。酒友達は探すかもしれない。私のようにお酒をあまり飲まない人はどうなるのか。食べ物に向かう。

男性は女性のように食事会をする仲間を探さない。一緒に食事をするならば、若い女性とだろう。歳を取ると女性のほうが頻繁に動き回る。男性は、動き回るだけの活動が身の回りにない。仕事があれば、それなりに夕食前の一杯が同僚とできるかもしれない。

女性は毎日お喋りが出来る相手を探している。お喋りが元気の素かもしれない。多分、お喋りがある生活が男性との違いを生み出している。

女性がなぜ元気なのか?

元気な女性は、毎日お喋りをする相手がいて、その相手と遊ぶ時間を持つ事が出来るからだ。