毎年インフルエンザがやって来る。インフルエンザにこの何十年間やられていない。
最後にインフルエンザにかかったのは、34歳ぐらいの時だろうか。オーストラリアに海外出張をしてたときだった。苦しかった。ホテルから医者を呼んで頂き解熱剤を処方されたが熱が下がらずますます苦しくなったのでもう一度医者を呼んでもらいペニシリンを打ってもらった。これが決めてであった。翌日、すぐに回復して仕事が出来る状態になった。
免疫力が低下するシニアは出来るだけインフルエンザ予防接種をしたほうが良い。万が一にインフルエンザにかかった時に症状が軽くなる。シニアの体は老化で弱くなっている。リスク対策を事前にしておいたほうが安心だ。
長男家族は全員インフルエンザの予防接種をした。家族で一人でもインフルエンザに感染すると家族にうつる確率が高いからだ。私達夫婦も同時期にインフルエンザ予防接種を行った。過去の一度でもインフルエンザに感染して苦しんだ経験があれば、その苦しみからインフルエンザの予防接種を求める。それほど苦しく嫌な体験になる。
シニアは体力的に弱いので重症になりやすい。命を落とすリスクもある。コロナワクチン、帯状疱疹ワクチン、インフルエンザワクチンとワクチンだらけで嫌になるが、命が欲しければできるだけリスクを減らすことをやるべきだ。
自宅にある自分の物を見て、もう二度と使わない物が多くあるのに気がつく。多くは、過去の産物だ。自分の思い出として自宅のスペースを埋めている。そのスペースを有効活用できていないのが分かる。仕事柄、コンピューター関連の古い道具(パソコン、HDD、コード、バッテリー、DVD、記録メディアなど)が出番が無いのに置かれている。機器自体は、古いがまだ使えるのでいつか使うだろうと思ってそのままになっている。
現実の話、10年前に買ったノートブックパソコンが今の私の仕事で使えない。まだ動くが使わないノートブックパソコンが2台ほどある。もしもの時に使えるだろうと残しているのだが、多分、その時は来ない。
私の家には、まだ使える、万が一の時に便利、捨てたらもったいない、あったら便利、まだ着れる、昔の思い出、また読むかもしれない本などの理由で置かれている。老後の生活は自分の地図を見ながら快適な暮らしを送る道を探すしかない。その一つとして断捨離がある。本当に老後の生活で必要なものを所有する生活である。

まだ70歳で肉体的に若いので生活上で何も不自由はない。昔ほど物欲はなくなったが、仕事で使う物には絶えず目が行って買いたくなる。夫婦二人の生活が始まっているが、自宅には独立した子供の物が置かれている。長男はすでに子供ができて完全に独立している。私の70歳を節目にして長男や次男の物を片付けようと思っている。ちょうどいま自宅マンションのリフォームをしている。既に読まないで劣化した書籍を捨てた。
勝手に捨てると怒られるから事前に子どもたちに了解を得て子供の物を捨てている。
60歳、65歳、70歳、75歳と5年間隔で老後の生活と仕事を見直す必要がある。健康状態にもよるが、自分の仕事が自分でコントロールできるならば、仕事を辞めたいと思った時が辞め時になる。雇用されるキャリアならば、65歳から70歳が限界。その後をどう過ごすかは、考えて準備したほうが良い。
5年間隔で老後の節目がある。60歳で定年退職、65歳で会社組織から卒業(追い出される)し70歳までアルバイトやパートで過ごす、その後は70歳で起業するしかお金を稼ぐ道が見当たらなくなる。75歳で健康面での問題をどう解決するかで仕事が続けられるかが決まる。
年齢で雇用される機会を失ったら、残る選択肢はシニア起業と完全な引退しかない。余生を自分なりに楽しもうと思うならば、一度は起業体験をしてみても良い。会社で部長になるよりも起業して社長になる方が簡単であることが分かる。
個人事業主ならば、税務署に個人事業主になる申請書を出せばそれで完了。お金は一切かからない。これが法人になるとお金が思う以上にかかることを知ることになる。シニア起業は個人事業主で始めてうまく行けば法人成りを果たすというのが流れである。
ビジネスの体裁を作るのは簡単!だが、儲けられるビジネスを作るのは大変。でも、やりがいはある。


介護が必要になるシニアは、認知症、他の重い病気、そして、足の筋肉の低下で歩けなくなる人たちが多い。病気で介護になるのはどうしようも無いが、足の筋肉の低下で介護が必要になるのは防げる。
足が不自由になると必ず家族に負担が行く。自分で動けない不自由な体を家族が支援することになり、家族の労力と負担時間を増やす。今からシニアが出来ることは「自分の足」を鍛えることである。朝、夜に散歩をするからそれで良いと思っている方が多いが、それでは足の筋肉を増やせない。年齢とともに普通の生活で足の筋肉量は年間1%づつ減っていく。だから、筋肉を増やす筋トレ運動を始めないと時間の問題で足が不自由になる。
後期高齢者となる75歳のシニアは自分の体に老化の変化が起きていることに気が付いている。その老化現象を今からでも改善したいと願うが、75歳から筋肉トレーニングを始めて本当に筋肉が体に付いてくるのだろうかと疑っている。
筋肉細胞は約48日間で新しい細胞に入れ替わる。筋肉は鍛えれば鍛えるほど成長する。48日毎に筋肉トレーニングの効果が体に現れてくることを自覚してほしい。鍛えている筋肉の部位にある贅肉が少しづつ減っていく。筋トレを続けると自然に食欲が増す。徐々に基礎体力が増えてきていることに気が付き始める。
筋肉が体についてくると成長ホルモンの分泌が増えて同時に免疫力も向上する。風邪を引かなくなる。その結果、病院に行くことも少なくなり、医療費も減少する。足腰を鍛えることで今まで以上に歩行が楽になる。転びそうになっても踏ん張れる。
筋トレを始めるシニアはマイペースで体に無理が行かない負荷で運動を続けること。それが一番大事。ジムのトレーナーが作ったメニューを忠実に行い、進捗状況を確認するだけで数値が効果を示してくれる。多くのシニアは健康食品を取れば筋肉が増えると思っているが、それは大間違いである。
定期的な筋トレ習慣とバランスが取れた食事(タンパク質が多い)が伴わないと筋肉は体についてこない。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。